一番注意すべきは「アマルガム」

アマルガムは、むし歯を治療したあとに詰める保険金属の一種で、正式名を「歯科用水銀アマルガム」といいます。

アマルガムは健康保険の適用材料として国に認定されており、1970年代にむし歯治療をした人に多く使用されていました。以前に奥歯のむし歯を治療したことがあり、そこに銀色の詰め物がある場合、それは、アマルガムの可能性があります。

アマルガムアマルガムは、銀35%、スズ9%、銅6%、少量の亜鉛、そして残りの50%が水銀でできています。水銀の危険性が指摘されてから現在の歯科治療ではあまり使用されなくなってきています。

「国で定めた保険の金属だから大丈夫なんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃると思います。実はこの治療には今でも賛否両論あります。アメリカ歯科医師会(ADA)では、アマルガムに含まれる水銀は「安全」である、としています。

それに対し、スウェーデンやドイツでは使用が禁止されており、イギリスでも妊婦への使用には警告を発しています。

アマルガムの予後は術者の腕によって、また口腔内の環境によって大きく左右されるといわれていますが実際は3年以内でほとんどのアマルガムは劣化し、10年後には約70%が溶けて消失するという研究報告もあります。

アマルガムという金属は、そもそも変質しやすい金属です。粉を直接削った場所に埋めるので、多くの場合縁の部分がかけてしまったり、ひびが入ったりしてそこに唾液という電解液が入ることで徐々に腐食していきます。

腐食したアマルガムやそれに含まれる水銀は無自覚のまま体に吸収され、内臓に蓄積されていきます。また、妊産婦の場合、水銀が胎児や母乳にまで届いてしまう怖れがあると言われています。

胎児は乳児は大人よりもその影響を受けやすく、海外では非常に問題視されています。イギリスでは、1998年4月、厚生省が妊婦にアマルガムの詰め物をしないように警告を発しました。医療先進国のスウェーデンでも、1987年に政府が同様の発表をしています。

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