近年、アレルギー体質の人が増えています

金属アレルギー

スマイルデンタルクリニックでは、金属を使用しないカラダにやさしいメタルフリー治療をご提案しています。

長い間、日本では銀合金が被せ物や詰め物の材料として使用されてきています。しかし金属アレルギーの可能性や天然歯との硬さの違い、歯ぐきへの影響、見た目の非審美性など問題点も多々あげられています。

世界的には加速度的に金属を使用しないメタルフリー治療へと移行してきています。

健康保険の治療は100%安全なのでしょうか?

アレルギー残念ながら答えは "NO" です。もちろん全てが良くないわけではありません。

最近、「食の安全」について高い関心が払われていますが、それを摂取するご自身のお口の中の金属の安全性については気にされたことはありますか?

体の健康を第一に考えて、産地や無農薬にこだわった食材を食べ、水道水ではなくミネラルウォーターを飲んでいても、実は自分の口の中から体内へ金属イオンが溶け出しているという事実をお知りになっても何とも思われませんか?

「国が指定している金属 = 安全」という思い込み

歯を削ったあと、多くの方が保険の詰め物や被せ物をしていると思いますが、その銀歯や詰め物がどんな金属でできているか、体に本当に安全なものか、考えてみたことはありますか?

健康保険で指定されている被せ物や、詰め物(いわゆる銀歯)に使用する金属は、銀を主成分とする合金です。

金銀パラジウム合金の組成
パラジウム
12% 20% 50% 16%

また、被せ物の内部の土台(メタルコア)に主に使用される金属は、銀を主成分とするさらに不安定な合金で、イオン化した銀成分で歯の根が黒っぽく変色する場合があります。

銀合金の組成
インジウム スズ 亜鉛
72% 12% 9% 7%

日本で保険治療に使用されているこれらの合金は、生体への安全性と言う観点において疑問視される点も多く、実は安全基準の厳しいヨーロッパなどではこれらの金属は推奨されていません。

お口の中は常に濡れているうえに、毎日熱いもの、冷たいもの、固いものが入ってきます。100kg近い咬合力にも耐えなければなりません。この過酷な条件に数年間さらされれば不安定な合金は腐食し、イオン化してそのまま体内に入り込み、蓄積されていく危険性があります。

まず、皆さんは国が体に有害となる金属を指定するはずがない、国が決めているのだから安全だと思っていらっしゃると思います。そもそも金銀パラジウム合金が保険の詰め物として指定されたのは、戦後の日本自体が貧乏な時代でした。当時「金銀パラジウム合金」は安価だったため国力に見合った金属としてやむを得ず保険適応となった経緯があります。

「金銀パラジウム合金」は、パラジウム、亜鉛、インジウム、イリジウム、スズなどを含んでいます。これら重金属を含む金属は、口の中で腐食します。長い年月をかけて体内に取り込まれる可能性があります。

むし歯を治療したあとの詰め物、被せ物、入れ歯などには、患者さまが思っている以上に様々な金属が使用されています。

一番注意すべきは「アマルガム」

アマルガムは、むし歯を治療したあとに詰める保険金属の一種で、正式名を「歯科用水銀アマルガム」といいます。

アマルガムは健康保険の適用材料として国に認定されており、1970年代にむし歯治療をした人に多く使用されていました。以前に奥歯のむし歯を治療したことがあり、そこに銀色の詰め物がある場合、それは、アマルガムの可能性があります。

アマルガムアマルガムは、銀35%、スズ9%、銅6%、少量の亜鉛、そして残りの50%が水銀でできています。水銀の危険性が指摘されてから現在の歯科治療ではあまり使用されなくなってきています。

「国で定めた保険の金属だから大丈夫なんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃると思います。実はこの治療には今でも賛否両論あります。アメリカ歯科医師会(ADA)では、アマルガムに含まれる水銀は「安全」である、としています。

それに対し、スウェーデンやドイツでは使用が禁止されており、イギリスでも妊婦への使用には警告を発しています。

アマルガムの予後は術者の腕によって、また口腔内の環境によって大きく左右されるといわれていますが実際は3年以内でほとんどのアマルガムは劣化し、10年後には約70%が溶けて消失するという研究報告もあります。

アマルガムという金属は、そもそも変質しやすい金属です。粉を直接削った場所に埋めるので、多くの場合縁の部分がかけてしまったり、ひびが入ったりしてそこに唾液という電解液が入ることで徐々に腐食していきます。

腐食したアマルガムやそれに含まれる水銀は無自覚のまま体に吸収され、内臓に蓄積されていきます。また、妊産婦の場合、水銀が胎児や母乳にまで届いてしまう怖れがあると言われています。

胎児は乳児は大人よりもその影響を受けやすく、海外では非常に問題視されています。イギリスでは、1998年4月、厚生省が妊婦にアマルガムの詰め物をしないように警告を発しました。医療先進国のスウェーデンでも、1987年に政府が同様の発表をしています。

歯科用金属とアレルギー

アレルギー疾患とは?
体に備わる免疫は、特定の物質を「排除すべき異物」とみなして抗体をつくり、攻撃を加えた結果、身体に炎症や障害を引き起こします。

代表的なアレルギー症状である花粉症は、花粉を「異物(=敵)」とみなした免疫反応によるものですし、アトピー性皮膚炎もホコリや特定の食品に対するアレルギー反応によって引き起こされるものです。

金属そのものは生体に対してアレルギー性を示しませんが、溶け出してイオンとなり、体の蛋白質と結合する事によって体がそれを異物とみなし、過剰反応を起こします。

むし歯治療の材料で手足に発赤?
金属アレルギーの症状として、直接金属のあたる部分がかぶれるだけでなく、手足や全身まで及ぶ事があります(掌蹠膿疱症・汎発性湿疹・扁平苔癖など)。

手に発生した掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)と口腔内金属除去後の反応
歯科用金属とアレルギー

舌中央部に発生した舌炎と口腔内金属除去後の反応
歯科用金属とアレルギー

金属アレルギーによる皮膚や粘膜の病状には、直接触れる部位に起こる接触性皮膚炎の他に接触していない部位に起こる全身性接触皮膚炎があります。

全身性の皮膚炎は、金属から溶け出したイオンが直接触れている部分や唾液を介して経口的に血液中に溶け込み、体の他の部分へと運ばれます。皮膚や粘膜の蛋白質と金属イオンが結合し、体が本来持っていないタイプの蛋白質に変化します。この蛋白質に対して免疫細胞が過剰に反応するとアレルギーが起こるのです。

今現在、金属アレルギー反応のない方でもお口の中の金属によってアレルギーになってしまう恐れがあります。口腔内の金属アレルギーは金属を使用してから数十年を経て突然発症することも多く、すぐに症状が現れるとは限りません。

金属アレルギーに対する対策と治療

アレルギー一旦、免疫機構がが金属を異物として認識してアレルギーが生ずると、数年から数十年その反応がなくならないケースもあります。そのため、金属アレルギーは「なってしまってから改善する」よりも、「なる前に防ぐ」方が望ましいと言えます。

お口の中にアレルギーを引き起こしやすい物質が存在する事は、常に金属アレルギー発症の危険にさらされている事になります。今までなんとも無かった方でも、年月と共に金属アレルギーになってしまう可能性があります。

金属アレルギーの自覚がない方でも、全身における、様々な不快な症状、皮膚炎などがあるようでしたら、もしかすると知らないうちに金属アレルギーになっている可能性もあります。

現在、金属アレルギーでお悩みの方や金属アレルギーを予防されたい方は、お口の中にある金属アレルギーを引き起こす物質を検査し、必要に応じてそれらを除去し(原因除去)、金属アレルギーを起こさない材質(セラミックやレジンといわれるプラスチック)に交換することが望ましいといえます。

当院では皮膚科と連携してアレルギー検査を受けて頂き、適切な原因除去ができるようにしております。

金属アレルギー検査のためのパッチテスト試薬(17種類)

パッチテスト試薬金属 原因物質(例示)
塩化アルミニウム 歯科用セメント、歯磨き、医薬品、化粧品 等
塩化コバルト 医薬品、セメント、メッキ、電気 等
塩化第二スズ 歯科用材、合金、医薬品、顔料、缶製品 等
塩化第二鉄 歯科用材、医薬品、化粧品、製皮、建材 等
塩化白金酸 歯科用材、合金、金属装飾品、メッキ 等
塩化パラジウム 歯科用材、腕時計、眼鏡フレーム、電気製品
塩化マンガン 歯科用材、特殊合金、医薬品、ほうろう 等
三塩化インジウム 歯科用材、低融点合金、半導体、ハンダ 等
四塩化イリジウム 歯科用材 等
臭化銀 歯科用材、医薬品、貨幣、乾電池、鏡 等
重クロム酸カリウム 歯科用材、セメント、医薬品製造、ステンレス 等
硫酸クロム 研磨剤、医薬品、防腐剤 等
硫酸ニッケル 腕時計、時計、イアリング、塗料、ニッケル触媒 等
塩化亜鉛 歯科用セメント、医薬品、医薬部外品 等
塩化金酸 歯科用材、貴金属装飾品、メッキ 等
硫酸銅 顔料、皮革、銅メッキ、治金、電池 等
塩化第二水銀 消毒剤、皮革、染料、防腐剤、駆除剤 等
鳥居薬品資料より

カウンセリングをおこなっております

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